乱数生成関数まとめ
関数 | 機能 |
---|---|
np.random.random | 0以上、1未満の一様乱数の作成する |
np.random.rand | 0以上、1未満の一様乱数の作成する |
np.random.randint | 任意の範囲の一様乱数の整数を作成する |
np.random.uniform | 任意の範囲の一様乱数の小数を作成する |
np.random.randn | 標準正規分布の乱数を作成する |
np.random.normal | 任意の平均値、標準偏差を指定して、正規分布の乱数を作成する |
np.random.random関数
乱数の値
0以上、1未満の一様乱数の作成する関数
ソースコード
IN
import numpy as np
np.random.random()
OUT
0.9424676958414365
解説
1次元で乱数を複数作る場合は、「np.random.random(3)」のように、引数を指定すると1次元配列、要素数3つ分乱数を作ります。
2次元で乱数を複数作る場合は、「np.random.random((2, 3))」のように、引数を指定すると、2行3列の2次元配列を作ります。
np.random.rand関数
乱数の値
0以上、1未満の一様乱数の作成する関数
ソースコード
IN
import numpy as np
np.random.rand(2, 3)
OUT
array([[0.5688212 , 0.45438471, 0.98756856],
[0.79529063, 0.63451823, 0.22153255]])
解説
基本的にrandom関数と同じ動きですが、
2次元配列で生成する場合は、タプルではなく、引数に数値を2つ渡す仕様となっています。
np.random.randint関数
乱数の値
任意の範囲の一様乱数の整数を作成する関数
ソースコード
IN
import numpy as np
np.random.randint(1, 10, size=(2, 3))
OUT
array([[6, 1, 4],
[3, 8, 5]])
解説
1から10未満の整数の乱数値を2行3列の2次元配列で取得しています。
np.random.uniform関数
乱数の値
任意の範囲の一様乱数の小数を作成する関数
ソースコード
IN
import numpy as np
np.random.uniform(1, 10, size=(2, 3))
OUT
array([[6.12434755, 7.64978607, 1.47246454],
[2.13296479, 3.88165273, 5.83707714]])
np.random.randn関数
乱数の値
標準正規分布の乱数を作成する関数。
標準正規分布は、平均0, 分散1の正規分布のことです。
ソースコード
IN
import numpy as np
np.random.randn(2, 3)
OUT
array([[-0.12466434, 0.6652742 , -0.77471508],
[ 1.03110638, 0.57573394, 0.11046776]])
np.random.normal関数
乱数の値
任意の平均値、標準偏差を指定して、正規分布の乱数を作成する関数。
ソースコード
IN
import numpy as np
np.random.normal(10, 1, size=(2, 3))
OUT
array([[11.37856501, 8.71850845, 11.04108751],
[ 9.3810872 , 7.70904573, 11.87390265]])
解説
np.random.normalの第1引数、第2引数には、平均10, 分散1といった形で設定しています。
そうするとその値で正規分布の乱数を作成します。