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トリアージ[IT用語]

トリアージとは?

トリアージとは、もともとは医療分野で使用される用語で、緊急事態において治療が必要な患者を優先順位をつけて処理することを指します。ITの分野でも同じように、問題や課題に対して優先順位をつけて対応する手法として使われています。

特に、システムやサービスがダウンしたり、ユーザーから多くの問い合わせや問題報告があったりする場合に、すべてを一度に解決することは不可能です。そのため、どの問題を最初に解決すべきかを決めるためにトリアージが行われます。

ITでのトリアージの使い方

IT分野におけるトリアージは、次のような場面で活用されます。

  1. システム障害の対応: サーバーやネットワークに問題が発生した場合、すべての問題を一度に解決することは難しいため、最も影響が大きい問題を優先的に解決します。例えば、大勢のユーザーが利用しているサービスがダウンしている場合、その復旧を最優先にします。
  2. サポートチケットの管理: ユーザーからの問い合わせやサポートチケットが大量に届くと、どれを優先して対応するかを決める必要があります。トリアージを行うことで、重要度や緊急度に応じて効率的に対応することができます。
  3. バグや不具合の修正: ソフトウェアやアプリケーションにバグが発生した場合、すべてのバグを同時に修正することは不可能です。トリアージを用いて、ユーザーに与える影響が大きいバグから修正を行います。